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隠れ京都案内~大仏七不思議~「烏寺(からすでら)」~

執筆者: 木ノ下 千栄(きのした ちえ)

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烏寺(からすでら)、「烏」と「鳩(はと)」の意外~な関係

柿の木と松の木が一本になろうとしている?!
近所の方が「不思議やなぁ・・・」。

 ところでこの烏寺、j実は意外なところで「鳩」とつながっています。

 京都でお香や書画用品を販売されている「鳩居堂」さんは、皆さんよくご存知のことでしょう。素敵な便箋・ハガキなども多く、私も時々お買い物をさせて頂いています。

 実はこの鳩居堂のご主人は、烏寺で烏が話していた蓮生坊(熊谷直実)の子孫なのだそうです!

  「鳩居堂」ホームページには、江戸時代に、熊谷直実から数えて20代目の熊谷直心(じきしん)が、京都寺町の本能寺門前にて、薬種商「鳩居堂」を始めたと書いてありました。(詳しくはこちら

 本当に、京都はすごい旧家がありますね~。私の実家も140年続いている、と友人に話すと、「旧い」と言われることも多いですが、京都はまだまだ!歴史上の人物が、ご先祖さまというお宅は結構あります。京都は歴史が過去だけなく現在にまで線でつながってくるところが、何とも驚きますね!

 鳩居堂さんの家紋は「向かい鳩」だそうで、熊谷直実を挟んで 烏と鳩が出会うなんて、面白いですね。

史跡場所:専定寺 (せんじょうじ) /烏寺(からすでら)
    (東山区正面通本町東入本町4丁目北側)

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