和菓子ミュージアム>菓子の用語>「粽(ちまき)」

執筆者: 木ノ下 千栄(きのした ちえ

香りの格別に良い鞍馬笹を使った手巻き粽(ちまき)と
端午の節句特製上生菓子重箱
(甘春堂製)


「粽」(ちまき)

水に浸した餅米や葛の粉で作った餅を笹の葉で巻き、蒸したり湯がいたりしたものです。

粽(ちまき)の歴史は中国にまでさかのぼります。昔、中国の武人であった屈原(くつげん)が泪羅(べきら)という湖で水死した忌日が5月5日でした。その屈原の姉が弟を弔うため、竹の筒に米を入れ湖に投じて鮫竜(こうりょう)を祀ったのに始まるといわれています。

日本ではその風習を取り入れ、端午の節句に粽(ちまき)を供えるようになりました。また、日持ちがして、手軽に出来ることから、携帯食糧としても用いられ、千巻・茅巻と称して、餅米を茅の葉や熊笹で三角形に包み蒸しあげて食しました。今日でも地方に現存しています。

茶の湯の発達、砂糖の渡来、製粉技術の導入により、製造方法が工夫・改良され、長い年月を経て現代の粽(ちまき)が完成されました。
 
粽(ちまき)の作り方・製造風景


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