美味しい菓子は材料から

水脈に富んだ清涼な京の地下水は、
上品で優れた菓子文化を育んできました。
そしてその美味しさには、職人たちの仕事
大地の恵みである良質な材料を
吟味することからはじまりました。
「甘春堂」は、
その仕事を片時も忘れません。

吉事に用いられた
丹波の大納言小豆
それは当家の宝石

大地の恵み、
材料こそ
和菓子を司る
宝石なのです

和菓子を作るためにの原料は
職人から見て宝石の原石です。
例えば、丹波の大納言小豆はルビー
もち米言うなれば真珠
その昔は高価だった砂糖は
金のような存在でした。
そこから生まれる餡、餅、干菓子は
甘み、風味、食感を追究した賜物です。

方広寺の大仏さまが
その昔から当家の直向きな
仕事を見守って下さいました。

優しい木の温もりからも
ほら、職人たちの誇りが
伝わってきませんか。

落雁などの打ち菓子に用いられる
和菓子を成型する木型が
当家の店の中にはそこかしこに
飾られています。
それは、江戸時代より季節の香りを
届けたきた和菓子には
なくてはならない大切な道具です。
伝統工芸でもあるこの菓子木型を見ていると、
あたかも木型職人と和菓子職人が
その誇りを呼応しているように映ります。

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